2009年4月に放映されたテレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!」で、TOKIOが「排骨鳳爪盅飯」 (豚肉のスペアリブと鶏の足の蒸しご飯)を食べたレストラン、九龍・深水埗にある【中央飯店】に行ってみました。
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目指すべき、お店は「深水埗」(サムショイポー)にあります。深水埗といえば、パソコン関連を扱うお店が数多く、香港の秋葉原とも呼ばれることもあります。
地下鉄 荃湾線 深水埗駅 B1出口を出て、とぼとぼ10分ほど歩いていきます。駅から若干離れていますので、地図は必須です。
途中、香港紳士の支持を受ける老舗肌着メーカー「利工民」の前も通っていきます。
青地に赤い文字「店飯央中」という大きな看板が目印。
「中央飯店」の看板を目印に、中央飯店の入っている東盧大廈に辿りつきました。
でも、なんか、いつものレストランだとビルの下まで来ると、入り口が分かり易いところにあり、すぐ見つかるのですが、「中央飯店」、一味違いました。
写真で分かりますかね?かなり奥まっているんです。
しかも、東盧大廈の入り口が普通のマンションの入り口みたいな感じだし。ちょっと、気分がひけちゃいますが、「中央飯店」の看板も大通りに掛かっていたので間違い無い筈です。中まで進んでいきましょう。
ちなみに、この建物の入り口、かなりこキチャナイミニーちゃんのカーペットを敷いてありました。友達の家に遊びにきたような、妙な親近感が湧いてきます。
奥の方に、「中央飯店」のネオンが見えてきました。
ここで、間違いないようです。
では、入ってみましょう。
お店の中は、外観からも察することのできる通り、新しくはないな、と年季を感じる雰囲気。かといって、清潔ではないということではありませんので。
店内には、一人でのんびりとお茶と点心を楽しみながら、新聞を読みふけるおっちゃん達が数名。もう、地元のレストランという雰囲気満開です。
一人飲茶のおっちゃんばかりかというとそうでもなく、家族飲茶の集まりもチラホラと。
あと、なぜか、西洋人家族が円卓で食事を楽しんでいるというグループもありました。観光ですかねぇ。なかなか地元度の高いディープな場所な故、ちょっとビックリしてします。
さてさて、
テーブルに案内されると、すぐに飲茶点心を積んだワゴンがやってきました。
中央飯店は、今でも昔ながらのワゴン式飲茶を楽しめる数少ない飲茶のお店です。
早速、ワゴンを押してやってきたオバチャンの勢いに負け、テーブルが点心で一杯になっていきます。
まずは、「豉汁蒸排骨」(豚スペアリブの豆豉ソース蒸し)。
ちゃんと、お肉が切れておらず、連なっているのもご愛嬌です。
次に、「蟹籽蒸焼賣」(蟹の卵入りシュウマイ)。
ジューシーお肉がたっぷりぎっしり詰まっていて、食べ応えがありました。
そして、「叉焼包」(チャーシュー饅)です。
ふかふか。美味しかったです。
色々ワゴンがやってくるのですが、お目当ての点心がやってきません。
何ですかって?
それは、TOKIOが食べたという「排骨鳳爪盅飯」 (豚肉のスペアリブと鶏の足の蒸しご飯)ですよ。なかなか、蒸しご飯を載せたワゴンがやってこないんです。
で、メニューを手にとってみてみました。すると、右上の方にちゃんと、このメニュー、書かれているではないですか。
このままワゴンを待っていても蒸しご飯は、やってこない様子。
いてもたってもいられなくなり、店員さんに聞いてみました。
すると、「もうないよ」との回答。「アイヤー!」
この時点で土曜日のお昼前11時だったのですが、この時間では遅かったようですね。
んー、「排骨鳳爪盅飯」は、またの機会としましょう。
排骨鳳爪盅飯」が既に売り切れていたのは残念だったのですが、そこは気分を入れ替えて、好物の咸水角(揚げもちギョーザ)を頼んでみることにしました。
でも、こっちも待てども暮らせども、揚げ物ワゴンはやって来ず…
そして、また意を決してワゴンのオバチャンに聞いてみると、どうやら揚げ物は、誰かが全部ワゴンから床に落としたか何かで「無い」とのこと。
排骨鳳爪盅飯」が既に売り切れていたのは残念だったのですが、そこは気分を入れ替えて、好物の咸水角(揚げもちギョーザ)を頼んでみることにしました。
でも、今、新たに揚げ物を作り直しているとのことで、出来たら直ぐに持ってきてくれるとのこと。オバチャン、有難う!優しさが沁みてきます。
ということで、揚げたての咸水角が颯爽とやってきました。炸雲呑、春巻きも一緒にやってきました。揚げ物のワゴンは、小皿に分けてやってくるというのしか見たことがなかったのですが、ここ、中央飯店は、大皿で「ドーンッ」と載せてやってきました。なかなか、侮れません。
早速、咸水角、いただきまーす。できたて、美味しい!!
全部で4品をいただきました。
- 「豉汁蒸排骨」(豚スペアリブの豆豉ソース蒸し)
- 「蟹籽蒸焼賣」(蟹の卵入りシュウマイ)
- 「叉焼包」(チャーシュー饅)
- 「咸水角」(揚げもちギョーザ)
さて、そろそろ、埋単(マイタン: お勘定)しましょうか。
「まいたーん!」と言ってみます。
すると、
「お勘定はアッチね。」
とレジの方を指差しながら言われちゃいました。
あっ、ここは、レジでお勘定ですか…
いつも、香港のレストランでは、テーブルチェックが多いので、ここでもすっかりテーブルチェックだと思っていましたよ~。
ローカル色強いお店だと、レジでお勘定、というケースが多いのかもしれませんね。
それで、気になるお勘定ですが、なんと、48香港ドル(約650円)でした。
二人で、48香港ドルです。
「えっ、安!」