毎年恒例となっている春節(旧正月)を祝う花火大会が、旧正月2日目の2月11日に開催、ということで行って来ました。
天候も良かったこともあり、ビクトリアバーバーを挟んで、九龍側からは29万人、香港島側からは4.9万人の計34万人を超える人が花火を楽しんだようです。
今年の花火大会(維港賀歲煙花匯演)は、時間にして23分、3艘の船から23,888発の花火が打ち上げ、費用は800万香港ドルという規模。ちょうど、大阪・富田林市で毎年8月1日に行われるPL花火芸術と同じぐらいの規模ですかね。
今年の花火大会の見どころは、「花火のデザイン」、「江南スタイル」と「レーザー光の演出」の3つ。
■ 花火のデザイン
香港の花火大会は、毎回、凝ったデザインの花火を打ち上げるのですが、今回は、中国ではめでたい数字である「8」の字、昔の中国の貨幣である「金元宝」、「ハート」、平和の象徴「白ハト」と今年の干支である「ヘビ」が用意されています。果たして、見て分かるものなのでしょうか?
■ 江南スタイル
Youtubeから世界的大ヒットになった韓国PSYの「江南スタイル」をBGMに乗馬ダンスに合わせた花火を打ち上げます。
■ レーザー光の演出
今回初めての試みとして、尖沙嘴文化中心の壁面をスクリーンにして、レーザー光で財神やヘビの形を映し出す演出が行われます。
今回は、ちょっと違った場所から花火を楽しもうと、ビクトリア・ピークまで行って花火を見てみました。
ビクトリア・ピークから見下して鑑賞する花火大会
花火大会当日 ビクトリア・ピークまでの道のり
花火を見ようと、わざわざビクトリア・ピークまで登った道のりはこんな感じでした。
午後5時前の時点尖沙咀のビクトリア・ハーバー沿い。既にこれだけの人が、8時から始まる花火を席取りしながら待っています。
花火を良い位置から写真に収めようと、場所取りに来ている人は、12時間前から来ているようです。
香港文化中心にあるビクトリア・ハーバーに面した階段は、花火鑑賞に最適、ということで、既にもう満員ですと言わんばかりにたくさんの人で埋まっています。
ちなみに、花火を鑑賞しようと集うたくさんの人で賑わう彌敦道、梳士巴利道、廣東道、九龍公園徑や天星碼頭といった尖沙咀の海辺一帯は夕方6時から、対岸の香港島側では、湾仔のコンベンションセンター(灣仔會展中心)一帯も6時半から車両通行止めされていたようです。
まだ良い場所がありそうだったので、別に尖沙咀から花火を見ても良かったのですが、今回はピークから花火を見ることを心に決めていたので、スターフェリーのりばへと向かいます。
ビクトリアピーク行きのバスに乗るため、中環(セントラル)へ行くスターフェリーに乗ります。
途中で、花火打ち上げ船っぽい、船をビクトリア・ハーバーで見かけます。
5分程の船旅を経て、中環(セントラル)のフェリー乗り場に着きました。
ここから、バス乗り場へと向かいます。
ビクトリア・ピークまで向かうバス15番に早速乗り込みます。
ビクトリア・ピークまで行く15番バスの運賃は、9.8香港ドルでした。
オクトパスで「ピッ」して、支払います。
旧正月期間中なので、中華圏からの観光客の人が多いせいか、ビクトリアピークへと向かう道がいつもにもなく混雑しています。
ようやく、山頂廣場に到着しました。
今回は道が混んでいることもあり、通常であれば35分前後のところ、1時間ほどバスでかかってしまいました。
山頂廣場にはたくさんの人がいました。また、ピークタワーにもたくさんの人が登っています。そのまま花火をピークタワーから見るんですかね?
絵葉書でみる香港の夜景撮影ポイントまで盧吉道(ルガード・ロード)を歩く
今回の花火鑑賞ポイントとして選んだのは、盧吉道(ルガード・ロード)。絵葉書でみる香港の夜景の撮影ポイントです。
早速、山頂廣場を後に、盧吉道(ルガード・ロード)の小路を進んでいきます。
盧吉道(ルガード・ロード)の撮影ポイントに着いたのが、6時20分。出遅れたみたいで、前に遮蔽物のない良い撮影ポイントはことごとく先客がついていました。残念。ちょっと、木の枝が邪魔になりますが、残っている場所でスタンバイをします。
どんなところで撮影をしたかったかということ、こんなところ。既にカメラをスタンバイしている皆さんの後ろから撮ってみました。
さて、これから花火大会の始まる8時まで待ち続けることになります。
早く始まらないかなぁ。
と、無駄に1時間半ほど時間を過ごしているうちに、「あっ、カウントダウンだ!」という声が聞こえてきました。
ふと、スカイ100のあるICC(環球貿易広場)に目をやると、花火開始のカウントダウンをしています!
維港賀歲煙花匯演 2013 花火大会、始まりました!
維港賀歲煙花匯演 2013
花火大会、始まりました!
と、あっという間に、23分間の花火ショーが終わってしまいました。
尖沙咀の海辺から見ると、花火も大きくて、BGMもかかって、今回だと、「江南スタイル」でめちゃ盛り上がったとは思うのですが、ピークから見る花火もなかなか楽しめるものでした。