ちょっと肌寒い日が続いたので、冬の香港の食べ物、煲仔飯(ボウジャイファン)を食べにいってきました。
煲仔飯は日本というところの釜飯ですが、醤油ベースのお出汁で炊き込む日本とは異なり、白ご飯に、香港ならではの食材、甘いソーセージ、臘腸(ラプチョン)やしょっぱい魚、咸魚(ハムユー)を載せて炊いたものです。
そういえば、以前にもボウジャイファンを食べに香港島の西営盤にまで行ってみたことがあります。
香港の人が煲仔飯を食べに行くレストランとしてよく名前に上がってくるのが、その「坤記煲仔小菜」と、もう一つが油麻地にある「四季煲仔飯」。
ということで、今回は油麻地の廟街の北端にある煲仔飯のお店「四季煲仔飯」にやってきました。
早〜い時間からもう長〜い行列!
![長〜い行列 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_02.jpg)
夕方からの営業のレストランなのですが、6時半過ぎに店に着くと既にこんなに長〜い行列が出来ていました。香港の人が「四季煲仔飯」の煲仔飯(ボウジャイファン)をどれだけ食べたいのか、をうかがい知る事の出来る長さです。
![入り口付近 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_03.jpg)
でも、意外とスルスルッと前に進んで20分ほどの待ち時間でお店の入り口付近まで前進。
ここでオバチャンがやって来て、先に注文を取っていきます。
![メニュー - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_04.jpg)
メニューはというと、壁にデカデカと大きく貼っています。
気になるお値段はというと、具が1種類で30香港ドル、2種類で37香港ドル、となっています。
ちなみに、香港島・西営盤「坤記煲仔小菜」だと排骨煲仔飯で52香港ドルだったので、「四季煲仔飯」はお財布に優しい価格設定になっていますね。
![厨房 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_05.jpg)
行列に並んでいる時に前を横切ったのが、ひたすら釜飯「煲仔飯」を炊いていた厨房。すごく強い火力でご飯を炊くようで、時折炎が立ち上がって見えます。
この火加減が美味しさ、人気の秘訣なのでしょうかねぇ?
![興記菜館 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_06.jpg)
ちなみに、行列立ち並ぶ「四季煲仔飯」の前にあるレストラン「興記菜館」(Hing Kee Restaurant)には空席が見えます。こちらでも煲仔飯がメニューにあるのに、この違い。「四季煲仔飯」に対する期待は高まります。
待って、待って、ようやく満員の店内へ
![コップ、お箸、レンゲとお椀 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_07.jpg)
店頭までたどりついて10分程で、満員の店内に案内されました。
そして、無愛想な感じで、ドカッ、と置かれたプラスチック・コップ、お箸、レンゲとお椀。なかなか手強い。
![他のメニュー - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_08.jpg)
店頭までたどりついて10分程で、満員の店内に案内されました。
そして、無愛想な感じで、ドカッ、と置かれたプラスチック・コップ、お箸、レンゲとお椀。なかなか手強い。
![蠔餅 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_09.jpg)
まず、出て来たのが「蠔餅」。小さな牡蠣の入ったかき揚げ、という感じで、衣のサクサクとした食感の後に、牡蠣の独特の旨味が口の中に広がります。
香港の人はこれにチリソースを付けて、辛めの味付けでお箸を進めていました。
![金銀旦芥菜湯 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_10.jpg)
お野菜を頼んでいないなぁ、ということで頼んでいたのが、「金銀旦芥菜湯」29香港ドル。
アルミのお鍋に入ったお野菜がドカッと出て来ました。
![金銀旦芥菜湯 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_11.jpg)
中には「金銀旦」の正体、咸蛋(塩漬けタマゴ)と黒く輝くピータンが入っています。肝心のお味はというと、可もなくなく不可もなく。
「金銀旦」と言えば、香港島ハッピーバレーにある「彭慶記」で食べた「金银蛋豆苗」108香港ドルを思い出します。やっぱり美味しさは値段に比例するのですかねぇ。
さてさて、お待ちかねの煲仔飯ですよ〜!
![煲仔飯 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_12.jpg)
席について待つこと10分。
「煲仔飯」がやっと出て来ました。
![梅菜排骨飯 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_13.jpg)
梅菜というお漬け物と、豚のスペアリブの炊き込みご飯。
![牛肉排骨飯 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_14.jpg)
薄切り牛肉と、豚のスペアリブの炊き込みご飯。
![咸魚滑鶏飯 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_15.jpg)
咸魚(塩漬け魚の干物)と鶏肉の炊き込みご飯。
![四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_01.jpg)
日本の釜飯とは違い、そのままでは具材の味しかないので、テーブルに置かれているお醤油をかけます。
![青島ビール - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_16.jpg)
お醤油をかけてから、こうやってかき混ぜて終われば、「いただきまーす!」
ついつい青島ビールと一緒にいただいてしまいました。ここのレストラン、飲み物は持ち込みなので、外のコンビニで買ってきました〜。
![長〜い行列 - 四季煲仔飯](https://lovelifehkg.com/documents/img/2014/01/1401_seigwai-bojaifaan-2014_17.jpg)
食べ終わって、お店の外に出ると、並んだ時と同じくらいの長〜い行列がまだありました。香港の冬の風物詩である食べ物をお手頃な価格でいただけるので、こんなに人気があるんでしょうね。