跑馬地(ハッピーバレー)にあるミシュラン1つ星のレストラン「彭慶記 Pang’s Kitchen」に行ってきました。
跑馬地(ハッピーバレー)と言えば、競馬場が有ることで有名ですが、高級住宅地でもあり、香港スターがちょっとご飯を食べにくるお店が結構あるようです。今日行く「彭慶記 Pang’s Kitchen」も、香港スターも通うお金持ちの茶餐廳な位置づけだったりするようです。
お店は、香港島名物のトラムで、跑馬地(ハッピーバレー)行きに乗ります。終点 跑馬地(ハッピーバレー) で下車して徒歩5分ほどの距離にあります。
店頭に出ている看板には今日のオススメ料理が書かれています。
梅菜扣肉(豚肉の角煮)、士多啤梨骨(イチゴ酢豚)や蛇スープなどなどが並んでいます。
あと、滋養スープとして、鮮奶水魚湯(スッポンのミルクスープ)があったり、他のレストランでも時々見かける糯米釀雞翼(鶏の手羽先のもち米詰め)とかもオススメだそうです。フムフム。
店内はそんなに広くはなく、8卓ぐらいしかありません。街中のちょっとしたレストランという感じです。予約していった方がいいかもしれません。
メニューは、一皿100香港ドル前後の品が結構な品数で並んでいます。
このページには、炒飯、炒麺や汁麺、お粥などが並んでいます。
あと、平日はランチセット(11:00-14:30)があり、スープ、ご飯、鶏肉とおかず2皿で280香港ドル(4人用)、おかず5皿で560香港ドル(8人用)となっています。王将価格で結構食べれそうですね。
一人用ランチセットも有り、58香港ドルでおかず一皿とご飯、スープ付きとなっています。
メニューの裏面には、さらにたくさんのメニューがズラーリッ。海鮮、鶏肉、豚、牛、野菜といったジャンルでいろいろ揃っていて、どれにしようか悩むこと必至です。
あと、養顔珍品(お顔に良いお料理)として、アワビが一つ750香港ドルから3680香港ドル、燕の巣、フカヒレスープ、ヘビスープが並んでいます。高級食材を外さないところは、お金持ちが食事にくる跑馬地(ハッピーバレー)という土地柄なんでしょうね。
まず、前菜として注文したのが、「六寳」168香港ドル(3人分)。
魚のすり身揚げ、タロイモ揚げ、エビつみれ揚げ、揚げ豆腐、レンコン揚げ、クラゲの揚げ物中心の6品が揃いぶみです。
次は、お野菜メニュー「金银蛋豆苗」108香港ドル。これが、というか、これも予想以上に美味しかった。
金の卵と、銀の卵と豆苗の煮浸し、という感じのメニューなのですが、金の卵というのが鹹蛋(塩漬け卵)、銀の卵は皮蛋(ピータン)のことを指しています。香港では、結構食べられている家庭料理だそうです。
そして、金牌蒜香骨(名物にんにく鶏) 半匹 140香港ドル。
これも、絶品。お肉は柔らかく、そしてジューシー。パリパリの皮と、ニンニクと塩味の絶妙なコンビネーション。KFCはなくなっても良いけど、このお店は無くならないで欲しい、と願う程の一品です。
鶏肉料理としては、他に、貴妃鶏、松皮鶏、鹽焗鶏などなどまだあります。また、再訪して、他も試してみたいものです。
鮮奶水魚湯(スッポンのミルクスープ) 280香港ドル。
この日頼んだメニューの中で、ダントツのお値段なのが、スープ。食材にスッポンを使っているので、まぁ、仕方ないですかね。
特に濃い味付けはなく、サラーッとした普通に美味しいスープでした。まぁ、スッポンを食べるのは初めてなので、どの味かスッポンなのかは全く分かりませんでしたけどね。
あと、スープを取る為にグツグツと何時間も煮込まれた具材がお皿に盛られて出されます。まぁ、出がらしと言えば、出がらしなのですが、新鮮な鶏の足も入っていて、コラーゲンたっぷりでプルプルです。いや、ほんと、医食同源を体現してる感じです。
闊少炒飯(おぼっちゃま炒飯) 128香港ドル。
おぼっちゃまの名に恥じず、ホタテがゴロゴロと入った贅沢なチャーハン。アブラナ科の緑黄色野菜であるガイラン(芥藍)がこりこりした食感で良いアクセントになって、幾らでも食べていたいチャーハンに仕上がっています。いや、これ、脱帽です。
彭慶記 Pang’s Kitchenは、ミシュランの星があるのが納得、というクオリティのレストランでした。今回食べたメニュー以外にも、「大良炒鮮奶」(ホタテのふわふわ炒め)や「糯米釀雞翼」(鶏の手羽先のもち米詰め)といった名物メニューが他にもあるので、また食べに行くこと確定のレストランです。オススメです。