「T CAFÉ 1954」目指して、荃灣(チュンワン)へ。
香港スイーツの一つであるエッグタルト(蛋撻 ダンタッ)で有名なベーカリーショップである泰昌餅家(タイチョン・ベーカリー)。そんな泰昌餅家が荃灣(チュンワン)に出店したカフェ「T CAFÉ 1954」に行ってみました。場所は、荃灣のショッピングモール「荃新天地」(CityWalk)にあります。MTR荃灣線の終点駅、荃灣駅から歩道橋を歩いて、10分ぐらいの距離ですかね。
泰昌餅家(Tai Cheong Bakery)はもともと中環(セントラル)にある伝統的なベーカリーで、香港式エッグタルトで有名なお店です。香港内に何店舗かあるので、香港旅行中でも気軽に買って食べることが出来ます。
香港には色々なお店で、異なるエッグタルトを楽しめます。詳しくは、過去にエッグタルトに関してまとめた記事があるので、どうぞ!
店頭では持ち帰り用にエッグタルト(蛋撻 ダンタッ)の他、チャーシューパイ、チキンパイ、そして、泰昌餅家(タイチョン・ベーカリー)のもう一つの名物の「沙翁」(サーオウ)という名前のドーナッツを売っています。
この沙翁という中華ドーナツは、ミスドと違って、リング型ではなく、砂糖がまぶされているキツネ色の岩みたいな塊なので、えっ、これドーナツ?と思ってしまうかもしれません。
あと、初めて見たのが、写真の左で鎮座している洗面オケ大のジャンボエッグタルト。どうやって、食べるんですかね。売れてるんですかね。
コロニアル香港の昔デザインで素敵な感じの店内
店内は明るく、良い感じで、オシャレにデザインされています。壁に「TART」の文字が大きく書かれたディスプレイと大きな時計、ここはちょっとアメリカンテイスト。
シーリング・ファンや香港の質屋で見かけるスタイルの鉄格子、冰室(ビンサッ)でお馴染みの壁タイルなどが内装に取り入れられており、1950年〜60年代の植民地時代香港テイストも満載の店内です。
普通のテーブル席の他にも、ハイ・テーブル席。
香港の街角喫茶レストラン「茶餐廳」(チャーチャンテン)には必ずあるブース席の「卡位」(カーワイ)もあります。
このお店の内装デザインの特徴であるシーリング・ファンや鉄格子。王家偉(ウォン・カーウェイ)の映画に出て来そうな雰囲気はあります。
香港デザートだけではなく、普通のカフェメニューがメイン。
夕方前の時間だったので、アフタヌーン・ティ(下午茶)のセットメニューが出てきました。メニューは、パン、サラダ、パスタ、パニーニ、デザートと20種類ほど色々揃っています。どのセットも、コーヒー、紅茶、豆乳、ハニーレモンから一つ好きな飲み物と一緒で、25香港ドルから45香港ドルという価格帯です。
メニューには、もちろん名物のエッグタルト(蛋撻 ダンタッ)もある他に、菠蘿油(メロンパンのバター挟み)も当然の如くあります。ちょっと珍しいメニューだったのが、泰昌巴馬火腿菠蘿包(36香港ドル)。パルマハムを挟んだメロンパン(香港的にはパイナップルパン)。オードブルで出るハムにメロンという組合せを考えると、アリなのかナシなのか、という挑戦的なメニューもあります。
と、思って、注文してみたのですが、ハムが売り切れ、ということで、注文できませんでした。
このメニューの他は、シーザーサラダやクリームパスタとか、ごく普通のカフェメニューばかりです。まぁ、普通のカフェ使いで食事を楽しめそうなお店です。
このお店「T CAFÉ 1954」では、先にレジでオーダーして、席で待ちます。
泰昌餅家(タイチョン・ベーカリー)まで来て食べない訳にはいけないエッグタルト(蛋撻 ダンタッ)と、凍奶茶(アイスミルクティ)を頼んでみました。ここのアイスミルクティは街中の茶餐廳と異なり、加糖済みではなく、ガムシロップが別で出されます。
エッグタルトは、生地がサクサクで、トロッとしたフィリングとなかなか良いコンビネーションで、さすが美味しさ安定のエッグタルトです。
他のメニューも試してみました。
至って、普通のカフェメニューと言う感じです。普通のカフェという感じで楽しめるお店という印象を持ちました。
場所が荃灣(チュンワン)なので、パンダホテル滞在の方が香港スイーツを楽しみにちょっと出掛けるには良いかもしれませんね。
【閉店】T CAFÉ 1954
荃灣楊屋道1號荃新天地地面11及12號舖
Shop Nos. 11&12 G/F, Citywalk, No. 1 Yeung Uk Road, Tsuen Wan
☎ 8300 8316
営業時間:07:00-22:00
定休日:休み無し