日本からのゲストを交えて6人でのファインダイニングに、気になっていたミシュラン一つ星獲得の広東料理レストラン「逸東軒(ヤットンヒーン)」に行ってみました。美味しかった〜。
逸東軒のバックグラウンドをチラ見すると
1990年開業の「逸東軒」。開業以来、季節の味溢れる伝統的な広東料理を提供しており、特にチャーシューなどの「燒味(シュウメイ)」と呼ばれる広東焼肉にはこだわりをもち、本格的な広東料理でありながら、現代風アレンジにも注力しているそうです。
メインシェフは評価の高く有名な タム・トン ( 譚棟 / Tam Tung ) 氏。タムシェフは1993年に逸東軒に入り、かつて2010年から2012年にかけて逸東軒のワンチャイ店をミシュラン1つ星獲得に導いた実績があります。
上品なチャイニーズスタイルの内装が心地よい
2017年に全面リニューアルをしたというデザイン性の高い内装は、1920年代の上海バーにインスピレーションを受けたものだそう。リニューアルの効果も合間ってか、2017、18、19年と連続でミシュラン一つ星獲得を継続している実力のあるレストランです。
おすすめ料理は?チャーシューが必食の一品!
30年以上も厨房に立ち続けるタムシェフのおすすめ料理は自家製チャーシュー料理の「明爐蜜汁叉燒」。
特性ダレに1時間漬け込んだあとは素早く焼き上げ、テーブルに運ばれる時には絶妙な七、八割程度の火の通りになるように計算されている為、口触りが柔らかく、冷めても硬くならずに味わえるようになっているのだとか。これは是非とも注文したい一品ですね。
レストランからのおすすめ料理は以下の通り。
- 明爐蜜汁叉燒(ハチミツダレ豚肉チャーシュー)
- 鮮沙薑陳皮生煎雞(鶏肉とショウガの炒め物)
- 砂窩和味銀絲焗海中蝦(春雨と中型エビの鍋焼き)
- 二弄玻璃蝦球(2つ味のエビ)
- 三味弄豆腐(3つ味の豆腐の前菜)
- 大澳蝦膏唐生菜膽(大澳製のエビペーストあえレタス)
なかなかエビ推しですね。このまま注文してしまうとエビだらけになってしまうので、他にも気になるメニューがないかじっくり見てみたいところです。
逸東軒へのアクセス ジョーダン駅から徒歩5分。
「逸東軒」は、地下鉄MTR 佐敦(ジョーダン)駅のB1で口から北へ徒歩約5分、Eaton Hotel(香港逸東酒店)の地下にあります。
ネイザンロード沿いなのが分かりやすくて良いですね。
さぁ、注文していきましょう
飲み物に、お茶とビール
- 中国茶・寿眉茶(サウメイ茶)HKD 28/1人
- 嘉仕伯(カールスバーグビール)HKD 70
- 藍妹(ブルーガール ビール)HKD 70
- 喜力(ハイネケン ビール)HKD 70
ビールはどれも中瓶サイズで70ドル、6人で11本ワイワイ飲みました。
お茶はお湯を追加し放題で、デザート前にはお茶の葉も新しいものに入れ替えてくれたのは嬉しいサービスでした。
ディナーメニューはこんな感じで注文してみました
- 話梅車厘茄(乾燥梅の風味がついた湯むきミニトマト)HKD 108
- 三味弄豆腐(3つ味の豆腐の前菜)HKD 188
- 馳名燒味雙輝(ハツミツチャーシュー&カリカリ焼き豚)HKD 368
- 脆皮黃油鹽香雞(ねぎ油といただく塩ローストチキン)HKD 480
- 砂窩和味銀絲焗海中蝦(春雨と中型エビの鍋焼き)HKD 388
- 鮑汁瑤柱荷葉飯(アワビだしとホタテ入りのハスの葉蒸しご飯)HKD 208
チャーシューはまさに本場の旨さ。このお店に来たら是非注文してほしいですね。あと、話梅風味の湯むきトマトは、ビジュアル的にも楽しめてオススメです。出て来た時のゲストの反応がきっと楽しいはず。
前菜からメイン、しめの荷葉飯までなかなかバランスよく注文できたのではと思います(自画自賛)。
そうそう、前日に同じメンバーで北京ダックを食べていたので今回は注文しませんでしたが、このお店のダックもなかなか美味しそうでした。
そしてデザートもいろいろ
- 蛋白杏仁茶湯丸(卵の白身と白玉あん入りあんにんスープ)HKD 48
- 川貝陳皮燉津梨(陳皮風味の梨スープ)HKD 45
- 香芒糯米卷(マンゴーのもちクレープ包み)HKD 58
- 楊枝甘露(ココナッツミルクとマンゴーのジュースポメロ入り)HKD 48
お会計は?6人で 3,146香港ドル(約4万4千円)でした
合計で、サービス料10%がついて3,146香港ドルでした。チップのつもりでキリよく3,300ドルにし、一人あたり550ドルにしたので、日本円で一人約7,700円というところでしょうか。いやぁ、このクオリティで色々味わえてこの価格は嬉しい限りですね。旅の記念のお食事に、是非おすすめしたいレストランでした。
食後はすぐそばのミュウ街を散歩ついでに文鳥占いへ
少し早めの18:30スタートで、20:30には食事が終わりました。その後、腹ごなしの散歩をしようとすぐそばのミュウガイ(廟街 Temple Street)を目指します。「そういえば近くに文鳥占いがあったから行ってみようか〜」となりました。
占い師の先生が広東語しか話せないのがネックですが(筆者が案内するときはグデグデ通訳になる)、香港友人のおかげでこれでもかというほど質問ができて楽しい占いタイムでした。去年は1回80ドルだった占い料金が90ドルになっていた…物価上昇が当たり前な香港、ここでもか。
文鳥占いはまた別の記事で詳しく書いてみたいと思いまーす。