香港の九龍半島、尖沙咀の先っぽにある香港を代表する高級ホテル「インターコンチネンタル香港」(香港洲際酒店、Intercontinental Hong Kong)に行って来ました。香港と言えば、すぐに思い浮かぶビクトリアハーバーの眺め。そんなビクトリアハーバーのすぐ目の前に建ち、客室からでも香港島の景色をビクトリアハーバーを挟んで、すぐ手の届くトコで楽しめる眺望が、インターコンチネンタル香港の特徴です。
インターコンチネンタル香港のロビーの特徴は、風水を元に設計されていることです。実に香港らしいですね。
インターコンチネンタル香港を正面玄関から入った龍が、カウンターを真ん中に据えたロビーからビクトリア・ハーバーへと通り抜けていけるように設計されているのです。
風水的には、龍を通り抜けるようにすることで、お客様が多くもたらし、商売繁盛へとつながるとのことです。
では、客室に向かっていきます。
「インターコンチネンタル香港」は、17階建てで、495室有り、様々な部屋のタイプがあります。
せっかく泊まるなら、多少高くついても、ハーバービューのお部屋に泊まっておきたいところ。
なのですが、今回のお部屋は、スーぺリア・プラザビュールーム。海とは反対側の街の景色を楽しむことが出来ます。
木で作られた客室のドアも良い雰囲気があります。
では、部屋に入ります。
スーぺリア・プラザビュールームをご紹介
お部屋から見える外の景色です。
ペニンシュラホテルとハイアットが、ビクトリアハーバーの代わりに目の前。これはこれで、香港らしい景色。
尖沙咀に位置しているので、文化中心やiSquare、SOGOなど色々歩いてすぐに行ける距離です。
ホテルの正面玄関が真下。
んー、めちゃくちゃビクトリアハーバーの真裏です。
ホテルのプールと、取り壊し中の新世界中心(ニュー・ワールド・センター)越しに、ビクトリア・ハーバーが見えます。
昔ならば、啓徳空港(カイタック空港)を離発着する飛行機を遠くから見ることも出来たんでしょうか。
さすが、高級ホテルだけあって、部屋が広い。香港のホテルは狭くて、高い、というイメージが結構あるのですが、ここは、すごく高くて広い。
玄関から、廊下、このベットルーム、洗面所、バス・トイレと結構広く場所をとっているので、ゆったりと過ごせそうです。
ウェルカムフルーツって、いつもどう食べようか悩んでしまうのですが、ウェルカムフルーツが用意されていました。
皮を剥くのが面倒くさいのであれば、バトラー(執事)さんが、剥いてくれるとの話をどこかで聞きましたが、本当なのでしょうか?
お茶も烏龍茶と鉄観音の二種類が用意されていました。
あと、外国のからのお客さんも多いので、変換プラグが準備されていました。これは、助かりますねぇ。
でも、下に注意書きの紙があったのですが、香港は220Vなので、日本の100Vの電圧しか使えない電化製品はそのまま変換プラグにつなぐと、シューッと白い煙が出て、お釈迦になってしまうので、ご注意をば。
そういったことを案じて、ちゃんと100V対応の電化製品でも使える変圧器をバッチリ用意してくれていました。
あと、有料になるようですが、有線のインターネットも使えるようになっています。また、ワイヤレスのブロードバンド接続も出来るようです。
さて、引き出しの中身が気になったんで、開けていってみます。
まずは、一段目。
プリングルズとか、チョコとかお菓子が綺麗に並んで入っていました。
次の段は、グラスやワイングラスが入っています。お部屋に無料のお水が付いていたので、さっそく、お水をいただくのに、グラスを使わせてもらいました。
最後の段は、ミニボトルやワイン、エビアンが並んでいます。
ちなみに、このエビアンは有料で、無料で付いていたのは、街中のコンビニでよく見かける「COOL」と書いてあるボトルでした。
次に、冷蔵庫を開けてみました。
数種類のミニボトルから、ワイン、コーラ、ゲータレード、レッドブル、ペリエ、カールスバーグ、ハイネケン、青島ビールと、ありとあらゆる種類の飲み物が完備です。
そして、客室には大きなSHARPの液晶テレビが鎮座していました。
選べるチャンネルは、40チャンネルあり、日本の放送局としては、NHK World Premiumと、NHK Worldの二つが入っていました。
次は、バスルーム、洗面所です。
高級ホテルなだけあって、バス周り、洗面周りも広々としています。最近よくある安ホテルのペラペラな材質の浴室とは違い、重厚感を感じます。
シャンプー、コンディショナー、バスジェル、ボディーローションや石鹸といっバスアメニティは、イギリスのスパ ブランド「Elemis エレメス」。清涼感のある香りが特徴です。
スイートのお部屋になると、L’OCCITANE(ロクシタン)になるそうです。
おトイレは、こんな感じ。
今回、お邪魔したスーぺリア・プラザビュールームの他に、インターコンチネンタル香港には、ハーバービュールーム、パティオルーム、ジュニアスイート、エグゼクティブスイート、デラックススイート、テラススイート、CEOスイート、プレジデンシャルスイートと高いお部屋からものすごく高いお部屋まで揃っています。
ほぼ3分の2の客室からビクトリア・ハーバーが望めるようです。香港のホテルでは、部屋から見える良い景色を求めて、高層階の部屋が良いのですが、インターコンチタル香港は、ビクトリア・ハーバーまで目の前を遮る建物が無いので、低層階のお部屋の方が、海面から近い景色を楽しむことが出来るので、人気だそうです。
インターコンチネンタル香港 他のタイプの客室
ちなみに、これが、スーペリア・ハーバービュールーム。香港を象徴するビクトリア・ハーバーの絶景をお部屋から堪能できます。やっぱ、インターコンチネンタル香港に泊まるのなら、このハーバービューは外せない。
でも、高い。
あと、同じハーバービューでも、3階にだけあるパティオルームは、プライベートパティオ(ベランダ)が付いた部屋で、部屋に付いたベランダから、こんな感じの絶景を見ながら、過ごすことができます。
なんて、素敵。
クラブインターコンチネンタルというホテルラウンジ
インターコンチネンタル香港で宿泊する際には、是非付けてみたいのが、ラウンジアクセス。
部屋料金に追加料金(2人で1日1,200香港ドルほど)を払うことで、クラブインターコンチネンタル(エグゼクテイブラウンジ)の利用が出来るようになります。
アフターヌーンティで混み合う1Fのロビーラウンジを見下ろすラウンジから、朝食、アフタヌーンティ、イブニングカクテルと、ビュッフェスタイルの食事を楽しみながら、過ごすことができます。
ビュフェやアフタヌーンティで、1回300香港ドルほどかかるのを考えると、充分に元が取れそうです。