佐敦にあるスパイシークラブをはじめとする海鮮料理で超有名なレストラン「避風塘興記」に行ってきました。もともと(たぶん70年代、80年代頃)に船の上で海鮮料理を出していたレストランが発祥です。浜崎あゆみが香港で公演の時には、貸し切って打ち上げをした、という話でも有名なレストランなんです。
興記レストランへはジョーダン駅からスグ!
最寄りの駅は、地下鉄MTRの佐敦(ジョーダン)駅。地上に出て、彌敦道(ネイザンロード)に沿って、尖沙咀(チムサーツイ)方向に向かって、南に向いて進みます。尖沙咀(チムサーツイ)からも全然歩いて来れる距離にあります。
九龍公園の北側にある柯士甸道(Austin Rd.)を越えて、まだもうちょっと南側にあります。
店頭にはこんな感じで看板が出ています。
看板を見ると、午後6時から翌朝の5時まで営業とのこと。いやぁ、そんな遅い時間まで深夜営業してもお客さんが来るんですね。
興記レストランは寶華商業大廈の2階(香港式表記では1階)にあり、エレベーターであがります。
レストランの入っている寶華商業大廈は、ポコポコおやつの雞蛋仔で有名な北角雞蛋仔がすぐ近くにあります。
【雞蛋仔に関する記事】おやつNo.1「ぽこぽこ」。 | 利強記北角雞蛋仔
中国の雰囲気溢れる店内は、既にたくさんのお客さんで一杯です。あまりの人気ぶりで予約必須です。予約したのにも関わらず、全員揃っていないと、テーブルに案内してもらえないなど、人気店ならではの扱いを受けたりします。
テーブルに案内してもらいました。
食器の下に敷いている紙にはメニューが書かれているので、ここから注文できます。お店の人に頼むと、写真メニューも見せてもらうことが出来ました!
めくるめく至高の海鮮料理の世界の始まり!
まずは、前菜。イカとニンニクの芽、とピーナッツ。
これをポリポリ、コリコリしながら、メインのお料理が届くのを待ちます。
豉椒炒蜆 108香港ドル
このレストランのおススメ!あさりの豆豉ソース炒め。
これはびっくりする程、美味し〜い!味付けはちょいピリ辛で、濃いめかも。一口食べて、思わず、「藍妹〜!」(ブルーガール・ビール!)とビールを速攻注文してしまいました。
果皮蒸飽魚 時価
香港でアワビと言えば、以前、九龍城で食べた「とこぶし」を思い出し、「鮑魚 あわび = とこぶし」の図式が出来上がっているのですが、興記レストランはこの私のイメージを裏切ってくれました。
出て来たあわびのサイズがこぶし大。あわびと呼ぶにふさわしいサイズです。
【九龍城で食べたとこぶし大アワビ】
竹園海鮮飯店 | 九龍城でローカル雰囲気満点の海鮮を食べる。
ナイフでアワビを切って、いただきます!見て下さい、この肉厚ぶり。
笑みがこぼれないわけがありません。
椒鹽中蝦 時価
続いて、蝦の塩こしょう揚げです。これも美味しい〜!パリパリした薄い皮の下には、甘い味のエビの身。そして、程よい塩こしょう加減。いやはや、ため息が出ますよ。エビも結構大きめのエビで食べ応えもバッチリ。これも、もれなくビールが進むお味です。
テーブルの真ん中におかれたこの黒いおこげが入っているような小皿。レストラン自家製のXO醤。お料理自体がしっかりお味が付いているので、まったく活躍の機会を見せませんした。
でもしっかりお会計の時には、お一人様10ドルぐらい請求されているんだろうと思って、ひと舐めだけしておきました。単体で食べるのであれば、夜上海のXO醤が食べやすい甘めの味付けで一番。
蒜茸粉絲蒸蟶子 時価
日本ではあまり見かけない海鮮であるマテ貝。
街市(ストリートマーケット)に行くと、この長い貝殻を束にして売っているのを見かけます。
お店の人が一人一人のお皿に入れてくれました。
春雨とたっぷりのニンニクにちょっと甘めのタレでいただきます。結構、にんにくがたっぷり効いているので口臭が心配な方は控えた方がいいかも・・・
古法避風塘炒蟹 時価
ついに本日のメイン料理が出て来ました!スパイシークラブ!
なんか、巨大モビルアーマー「ビグザム」を彷彿させる感じで登場です。
丸一匹のカニをたっぷりのフライド・ガーリック・チップが覆っていて、かにの甲羅以外、かに本体が埋もれて見えません。
大ぶりなカニ爪にはたっぷりの身がプリプリッに詰まっています。あまい身に塩味効いたニンニク・チップが絡まって、「好味〜!」(おいしー!)と叫ばずにはいれません。
燒鴨湯河
海鮮料理だけではなく、このスープ麺も興記レストランの名物料理「燒鴨と幅広のライスヌードル(河粉)の汁ソバ」を締めの一品にしました。スープに燒鴨の味も加わって、実に味わい深い。このレストランの名物と言われるのも分かる気がします。
海鮮の素材も良くて、味付けも美味しくて、おススメのレストランでした!
是非、予約して行ってみて下さい。